このページは、ご利用者様の声を掲載しています。
また、内容について個人が特定されぬよう、一部修正をかけています。
3年振りに自宅で迎えた、お正月

(福岡/50代)
とても活動的で前向きな母。
そんな母が買ったものを電車に置き忘れることが増え、認知症の診断を受けました。
娘としては「治るかも」という想いがありましたが、鍋を焦がしたり、料理が作れなくなったり・・・。
一人暮らしの母のためにご飯を作って持っていく日々でした。そんな折、骨折をしたことがきっかけで施設に入所。
少しずつ忘れていく姿に、歯痒さと不安を感じていました。
しかし、宮﨑さんの「大丈夫、できることは全部やってみましょう」と前向きな一言で一気に救われる感覚がありました。
母は、笑顔を取り戻し、本を読んだり、年賀状も届きました。また、自宅に帰れるようにと足腰の運動や、階段上りなど、母と頑張ってくれました。
また、施設の職員さんにもなるべく歩けるよう協力してくださっている様子を教えていただき、施設に対する安心感が増しました。
多くのご協力があり、3年ぶりに家族みんなでお正月が過ごせました。
もちろん母の認知症が治った訳ではありません。
ですが、私たち家族も、認知症がある中で、ふと母らしさを感じることができるようになり、以前より前向きに向き合えています。



20年ぶりに聴いた、琴の音色

(福岡/80代)
妻は、元々看護師をしていました。
そんな妻の楽しみの一つが、琴で70歳まで続けました。
90歳が目前に迫ったある日、妻が救急車で運ばれました。心臓の持病があったのですが、ちゃんと薬を飲めておらず倒れてしまったとのこと。
そして、その入院中に軽い認知症と医師に言われました。
医師にデイサービスなどに行くよう言われたものの、「絶対行かない。看護師がちゃんとしていない!」と断固拒否。
私が想うに、元々看護師である妻にとっては職員に対する目が厳しい部分やプライドが許さぬようで、私も苦慮していました。
そんな時、親戚に宮崎さんを紹介していただきました。
最初は警戒していた妻でしたが、「次はいつくる?」と尋ね、カレンダーに印をつけるようになりました。
ある日、「今日は宮崎さんが来る日だから、琴を聞かせたい。」と頼まれ、琴を引っ張り出しました。
20年ぶりに聴いた、妻の琴。
「ちょっと、聴いてて」と、若い頃に何度も聞かされた音色。苦手なだった所は、やっぱり苦手なまま。
あの頃が戻ってきたようで、涙が溢れてきました。
小柄な体で大正琴を運ぶ妻が転ばぬか心配で、送り迎えをしていた日々を、私も思い出しました。

大量のきゅうりが教えてくれたこと

(東京/50代)
私は、東京で仕事をしています。
年に1回、お正月には家族を連れて福岡に帰っていました。
母は、きゅうりのぬか漬けが得意で、私も食べるのを楽しみにしていました。
ある日、帰省し冷蔵庫を明けて見ると、なかに大量のきゅうりが見つかり、受診。
その後レビー小体型認知症の診断を受けました。
会いに行くたびに、段々と表情が暗くなる母。
「もしも、仕事を辞められたら」
「福岡に住んでいたら」と自分を責めることもありました。
そんな折、知人に宮﨑さんを紹介されました。
宮﨑さんから「息子さんのお母さんに元気でいてほしい気持ちを、毎週伝えます」と言っていただきました。
また、「お母さんは、きゅうりのぬか漬けを美味しそうに食べる息子さんたちの笑顔が見たくて、きゅうりをいつも購入されていたんですね」と教えていただいたことで、大量のきゅうりの出来事が辛い出来事から、母の愛情の証に書き換えていただきました。
リハビリの日の様子や写真をみると、母の表情がとても明るくホッとしています。
また台風の日には、リハビリのついでに戸締りなどを一緒に確認していただくので、遠方に住む息子としては安心です。

デイサービスに行くまでが、大変

(熊本/80代)
私は他県で仕事をしており、福岡に妻を残し、二拠点生活をしておりました。
そんなある日、警察より「妻が家に帰れなくなった」と連絡を受け、慌てて福岡に戻りました。
すぐに受診したところ、軽い認知症との診断。
行政に問い合わせたところ、介護保険サービスを利用するにしても、使い始めるには3ヶ月もの時間が必要とのこと。
私も仕事をしているため、福岡に戻るにしてもそれなりの時間が必要でした。そんなとき、地域の民生委員さんから宮﨑さんのお話を伺った次第です。
不慣れな私に代わり、介護保険を利用するための手続きを進めながら、同時に妻のリハビリも行ってくださいました。
介護保険の手続きもスムーズで、妻のもの忘れも落ち着いたように思います。
また、妻はデイサービスなどを嫌がるため頭を悩ませました。妻がデイサービスに行けるよう、アドバイスをもらい、今ではデイサービスに通うことができ、私も仕事を続けることができています。
多くの人と関わる刺激はデイサービスで、妻にあった細かい刺激は宮崎さんにお願いしています。
